報告


 NPOマネジメント講座【出前講座(登米・仙南)】

 指定管理者としてのNPOと行政の在り方

 ●講師:加留部 貴行(かるべたかゆき)さん
       九州大学大学院 統合新領域学府 特任准教授
       (特活)日本ファシリテーション協会 会長
       (特活)日本ボランティアコーディネーター協会 運営委員長
 

 
 
10月14日マネジメント講座の様子
10月15日マネジメント講座の様子

<登米>
  ●日時:2009.10/14(水) 13:30〜16:00
  ●会場:登米市視聴覚センター
  ●共催:登米市

<仙南>
  ●日時:2009.10/15(木) 13:30〜16:00
  ●会場:大河原合同庁舎

 10月14日には登米市、15日は仙南地域(大河原)で、加留部貴行さんを講師に招き、「指定管理者としてのNPOと行政の在り方」というテーマで講座を行いました。開催地の登米市、仙南地域でスポーツ施設などを指定管理者として管理運営するNPO、そして制度を導入している自治体の担当職員などが参加しました。
  加留部さんは、企業・行政・大学・NPOで働き、違った立場で指定管理者制度を見てきました。その経験から、行政職員の制度に対する理解不足や、受け手側(NPOや企業)の誤解を指摘し、「最優先の目的は“サービスの向上”であり、“経費の縮減”のみが目的ではない」と訴えました。

 近年、県内でも多くの自治体で導入されてきている指定管理社制度。その制度について、「指定管理者制度を考えていく前提〜各々の立ち位置を確認する」「指定管理者制度とは」「指定管理者制度と管理委託制度の違い」「指定管理者制度の現状(課題)」などのポイントを学びました。

 また、「協定書」に基づき、パートナーとして役割を分担する行政(設置者)と指定管理者にとって、その施設を活用し、よりよいサービスを市民に届けるためには、両者の対話が不可欠という話には、多くの参加者がうなずく姿が見られました。


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