第9回人材育成講座
 NPOの想いを図解にすると・・・


 ●講師:久恒 啓一さん(宮城大学事業構想学部 教授)
 ●日時:2005.12/20(火) 18:00〜20:00

 



 今回のワークショップは、A4の白紙に自分のしている活動を図で描き、隣席の人とペアになり、図解で示した自分の団体の活動やその想いを説明するという課題が預けられました。会場は参加者の声でにわかに盛り上がった。この時の図解作成のコツとして、矢印に自分なりに意味を持たせ、その矢印で結んだ図形の相互関係を考えながら描くことが大切。講師の久恒先生からは、「自分たちのやっている事を他人(市民)に説明できないNPOが多いのではないでしょうか」「最終的行き先の「市民」の存在を忘れてはいませんか」とズバリ多くのNPOにありがちな盲点を指摘いただきました。

 様々な書類や報告書などで目にする箇条書きは、一見わかりすいように見えがちですが、その文意の持つ大きさや方向性を即理解することは意外と難しいもので、他者が理解するまでに時間のかかるモノだということです。反対に図解は、視覚で文意を捉えることが出来、内容を理解するまでに箇条書きほど多くの時間を要さないという利点があることを学びました。

 参加者からは、図解を学ぶことが新鮮で、概して「時間が短く、もう少し学びたかった。」という声が多く聞こえました。図解は、描けば描くほど上達するスキル。2006年の活動目標は、図解で分かりやすく、掲げましょう!!

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