報告


 平成23年度 第2回NPOマネジメント講座
 理事会の運営に悩む理事のための講座

 ●講師:大久保朝江さん
       ((特活)杜の伝言板ゆるる代表理事)
 ●日時:2011.7.28(木) 19:00〜21:00

 
 
マネジメント講座
マネジメント講座

 NPOの執行部である理事会経験豊富な理事は、それぞれのNPOの貴重な財産です。理事会のやり方を見直し、もっと団体に貢献してもらうために、基本的なNPO法人の理事の役割や責任を改めて学び、今後の理事会運営に役立てるための講座です。

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【NPO法人の役員の要件】
○理事三人以上及び監事一人以上置かなければならない
○個人だけであり、法人や任意団体は役員になれない
○理事は、社員(正会員)や職員を兼ねることができる
○その配偶者若しくは三親等以内の親族が1人を超えて含まれ、又は当該役員並びにその配偶者及び 三親等以内の親族が役員の三分の一を超えて含まれることになってはならない

【役員報酬】
○役員のうち報酬を受ける者の数が、役員総数の三分の一以下であること
○理事が事務局の職員を兼任して給料をもらったり、あるいはパート職員として仕事をしてその分の時給を受け取ることは、職員としての労務の提供に対する報酬にあたる
○代表や常務理事は労務の提供でも「役員報酬」と判断される場合もある

【理事の仕事】
○法人の代表機関として対外的に法人を代表するものであり、対内的には定款や社員総会の決議に従って法人の事務を執行する
○理事は、少なくとも毎年一回、通常社員総会を開かなければならない
○理事は、特定非営利活動法人を代表する。ただし、定款をもって、その代表権を制限できる

【理事の役割】
(1)団体の方針に関する判断(意思決定)→方向性が違ってきていないか?をチェック
(2)助言やイベントへの協力など、現場を支援すること
(3)ネットワーキングなど、外部への働きかけ→財源の確保
(4)年に何回もの理事会を開催することが必要である。→月1回程度、定期的におこなうのが理想的

【理事の責任】
(1)通常の業務の中での責任
(2)NPOが破産をしたときの責任

【理事会を活性化する方法】
○担当する事業・部門を決めるなどし、力を発揮しやすい場をつくる
○現場やスタッフのことを知ってもらう機会を設ける→懇親会、忘年会 など
○事務局からの期待や希望を伝える
○メーリングリストやインターネットの掲示板等を利用し、互いの情報共有を図る


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