平成23年度 第2回会計税務講座
信頼されるNPOになる!お金の管理の仕組み

 ●講師:成田由加里さん(公認会計士・税理士)
 ●日時:2011.7.13(水) 13:30〜16:30

 
 
7月13日会計講座の様子 7月13日会計講座の様子

会計のミスや不正を防ぐための資金管理の仕組みを整え、内外から信頼される運営について学びました。

【1.ミスや不正を防ぐ資金管理のしくみ】
(1)資金管理の切り口〜6W
What(何を) → 現金・預金
Who(誰が) → 代表理事、監事、理事会、担当理事、事務局長、会計担当
When(いつ) → 年1回、月1回、毎日、できる時
Where(どこで) → 銀行、金庫、事務所
Why(何故) → 不正防止、ラク、透明性、説明責任←3.11後の寄付、新しい公共
Whom(誰に) → 事務局長、担当理事、理事会、監事、代表理事→法人、関係者

(2)資金管理の切り口〜1H
How(どうやって) → 仕組、実行、確認

(3)責任と役割の在り方
仕組、実行、確認

(4)不正が起こる3つの理由
背景、動機、チャンス ← チャンスを作らないように仕組み(構築責任は理事!)で防止・発見。

(5)仕組つくりのツボ → 責任の解除
お金の上限は5万円(例えば)と決め、現金と領収書の合計が5万円であることをいつも管理、収入も5万円超えたら預金に入れるという仕組を作る。

(6)領収書がない場合にはどうしたらいいのか?
現金出納帳に細かく支出の内容を記帳し、内部の発行資料である「支払証明書」を作成、記入する(香典や祝金、領収書の紛失などの場合)

(7)現金が合わなくなった場合どうすればいいのか
すぐに処理することが重要。現金過不足が出た場合の処理ルールを決めておく。
勝手に補てんしないこと。どうしても合わなければ、過不足金勘定を作成し、事実を記録しておく。

(8)不正を起きないようにするには→複数の人が関わることが大切


【3.NPO会計日誌の使い方】
(1)事業費・管理費を分けている
(2)月次手続き


▲ページトップへ