平成23年度 第2回NPO支援センター研修
 みやぎNPOプラザ開館10周年記念NPOフォーラム
 パネルトーク「みやぎのNPO
   〜これまでの10年、これからの10年」

 ●パネラー:
  山岡義典さん(認定NPO法人日本NPOセンター代表理事)
  大滝精一さん(NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター代表理事)
  木村正樹さん(NPO法人いしのまきNPOセンター理事)
  布施孝尚さん(登米市市長)
 ●コーディネーター:
  大久保 朝江(みやぎNPOプラザ館長)
 ●日時:2011.11.19(土) 14:45〜17:15

 
支援センター研修
支援センター研修

 平成13年4月にみやぎNPOプラザが開館し、今年で10周年を迎えました。これを記念し、11月19日(土) 「みやぎNPOプラザ開館10周年記念NPOフォーラム」が開催されました。
 メインイベントのパネルトーク『みやぎのNPO〜これまでの10年、これからの10年』をNPO支援センター研修の一環として開催しました。

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 前半の『これまでの10年』では、全国的なNPOセクターからのこの十年を視野にしたお話を、認定NPO法人日本NPOセンター代表理事の山岡義典さんが、仙台都市部を中心に宮城県域の視点で、NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター代表理事の大滝精一さんが、石巻エリアの市民活動の関わりを、NPO法人いしのまきNPOセンター理事の木村正樹さんが、NPOと行政との協働について、登米市市長の布施孝尚さんが、話されました。

 全国的な社会の動きの中で、NPO・市民活動のこの10年を評価した時、多くの新しい公共サービスを市民の目線で生み出してきた功績はとても大きい。しかしながら、信頼性という意味では、情報公開の面でまだまだ課題が残ることが指摘されました。石巻市や登米市の地方都市では、市町村合併に伴うまちづくりの再興の場面で、NPO・市民活動団体は、大きな役割を担ってきました。また、地域との関わりや行政とNPO・市民活動とのより一層深い、“協働”が必要とされています。

 後半の『これからの10年』に関しては、NPO法の改正により目まぐるしく変化していくNPOの環境の中で、財政面や人材育成などの組織基盤の強化と震災復興においても、大きな担い手として期待に答えていくという重要な役割が求められていくという点がどの視点でも共通の思いでした。中間支援組織・センターの役割としても、支援される側が、ずっと支援される側で終わらずに、支援する側に変わっていくような仕組みづくりも求められています。


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