にぎわいサロン
 平成16年度 酒害相談員養成講座

 ●主催:(特活)宮城県断酒会

 ●日時:2005.2/5(土) 10:00〜15:00

 

●午前の部
○講師:飯塚真紀氏
 (宮城県精神保健福祉センター相談診療班)
アルコール依存症の特徴について詳しく説明。アルコール依存症は否認の病と称されており、本人の自覚や治療の動機付けを促すために、家族の協力が大切であり、その家族も癒されることが大事だと語りました。

 また、アルコール依存症の2つの事例について、どのように相談に応じるのかを話し合いました。参加者からは様々な意見が飛び交い、飯塚さんは意見を一つずつ取り上げながら、会場の皆さんと一緒に色々な方法を模索しました。

●午後の部
○講師:鈴木俊博氏
      (子ども虐待防止ネットワーク・みやぎ事務局次長)
「虐待と依存症」をテーマに講演。関係依存、行為依存、物質依存等の依存症を取り上げ、暴力と虐待の違いについて説明しました。

 虐待は、弱者が強者に受けるものを意味しますが、その為、表面化しづらいものです。虐待で亡くなる子どものケースが後を立たないのが現状です。
問題の芽を摘み取る為に、疑問の段階からネットワークを組んで相談に乗り、解決に導く手助けをすることが大切です。暴力は、自分の気持ちが爆発することによって起こると鈴木さんは説明します。

 人間には色々な面があるということと、それらを受け入れることが、気持ちを楽にする一つの手段だと鈴木さんは語りました。そして、児童虐待については、子どもをありのままに受け止めることが、子育てをしていく上でも生活を送る上でも大切であり、虐待を防ぐ一つの手段になることを伝えていました。


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