NPO結びサロン
 福祉NPOが地域に根づき、次につなげていくには?
  〜人、もの、金、情報のマネジメントを先進地から学ぼう〜

 ●主催:福祉NPOネットワーク・みやぎ
 ●日時:2007.11/17(土) 13:00〜16:00

 
<当日の内容>
○基調講演「地域福祉サポートちたの取り組み」
  講師:松下典子氏((特活)地域福祉サポートちた代表)
○パネルディスカッション
  パネラー:中村祥子氏((特活)グループゆう)
        渡邊典子氏((特活)ほっとあい)
        北村佳子氏((特活)あなたの街の「三河や」さん)
  アドバイザー:松下典子氏
○質疑応答
2007年11月17日 NPO結びサロンの様子 その1

2007年11月17日 NPO結びサロンの様子 その2

<主催団体のレポート>
 基調講演の講師は、(特活)地域福祉サポートちたの松下典子さん。福祉系NPO法人の代表理事を務めていたものの、団体間のネットワークの必要性を感じて代表を退任し、(特活)地域福祉サポートちたを設立。この設立の経緯や、そこに至る強い思いを話していただきました。
 印象に残ったのは、「この活動が地域(社会)を変えていくと信じて活動している」という力強い言葉。確かにNPOにはマンパワー不足、資金不足等、越えなくてはいけない問題がたくさんありますが、不足を嘆くよりも、共感した人・組織とつながって、前を向いて進んでいく姿勢が、次の共感者を増やすことになるのでしょう。

「地域福祉サポートちた」とは?
 1990年に、愛知県東海市で在宅サービス団体が活動を始めて以来、知多半島では市民互助型在宅福祉活動が活発化。団体間で情報交流が始まり、それをきっかけに「サポートちた」の母体となる「ちた在宅ネット」が1998年5月に誕生。その後、1998年のNPO法施行や介護保険制度導入を機に、各団体が組織化・事業化を進めることになり、そのネットワーク組織として1999年8月に「地域福祉サポートちた」を設立し、12月にNPO法人格を取得。主な活動として、愛知県下の地域福祉にかかわる人材育成やNPOの基盤づくりとネットワークづくり、そして成年後見事業などを行っています。

 パネルディスカッションでは、3団体の活動を発表した後、今悩んでいることについて松下さんに質問。それに答えるかたちで、「現場から気づいたことを周りに伝え、仲間と共感し、一緒に考え、やり続ける、言い続ける、見せ続けるという姿勢が大事。社会を変えたいと思ったら、身の丈にあった方法で変えていけば良い。必要だと分かっていても誰もやらないなら、誰かがやらなければならないですよね」と、マネジメントというよりは精神論で締めくくりました。


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